THE TREATMENT OF PTSD IN PEOPLE WITH SEVERE MENTAL ILLNESS

重度精神障害を有する人たちのPTSDに対する治療

Dr. Kim T. Mueser

ダートマス大学医学部精神医学部門および地域・家族医学部門教授
Professor of Department of Psychiatry and Department of Community and Family Medicine Dartmuoth Medical School

日時

平成18年7月19日(水) 17:00~18:30

場所

東京大学医学部3号館  N101号室

内容

 近年、欧米の地域精神保健福祉では、「科学的根拠に基づく実践(Evidence-Based Practices:以下EBP)」に大きな関心が集められています。EBPとは、科学的に証明された「事実・根拠(evidence)」に基づく効果的な援助プログラムで、包括方のケアマネジメントモデルであるACTや、家族心理教育、個別職業紹介とサポートモデル(IPS)の援助付き雇用、疾病管理とリカバリー(IMR)モデルや、うつ病に対する認知行動療法、PTSDに対する認知行動療法などが含まれます。
 今回のセミナーでは、地域精神保健福祉プログラムの開発と、実施・普及についての世界的第一人者である、ダートマス大学教授のミューザー先生(Dr. Kim T. Mueser)をお招きして、これまでの認知行動療法研究では除外されがちであった重度精神障害を有する人を対象とした治療モデル、重度精神障害を有する人たちのPTSDに対する認知行動療法について最新の知見をお話しいただく予定です。
 皆様のご来聴をお待ちしております。