平成19年度 公共健康医学専攻 精神保健学Ⅰ
(健康科学・看護学専攻 精神保健学特論Ⅰ)

  • 学期: 夏学期
  • 単位数: 2
  • 曜日・授業時間帯: 火曜日・5限
  • 場所: 医学部・教育研究棟2階第4セミナー室
  •     医学部1号館3F講堂(5月14日-6月1日。その後は未定)
  • 担当教員: 川上憲人、島津明人、非常勤講師

授業の目的
 精神保健の実態およびこれに対するニーズを把握し、効果的な第一次、第二次、第三次予防対策を立案、実施することができるために、精神保健疫学の方法論および地域、職場などにおける効果的な対策のあり方を学び、また事例研究(ケーススタディ)を通じて実践的な能力を身につける。

授業の方法
 各回1テーマの講義あるいは事例研究(ケーススタディ)担当教員(または非常勤講師)による講義、あるいは学生がテーマに関して発表しこれに担当教員が補足を行い、全員で討論(ディベート)する。

授業計画及び内容

日程 内容
4月10日 1)オリエンテーション
4月17日 2)精神保健疫学の方法論
4月24日  (レポート課題決定などの自主学習時間にあてる。)
5月1日 3)精神疾患の頻度と危険因子*
5月8日 4)精神保健の対策と効果評価:第1次予防*
5月15日 5)精神保健の対策と効果評価:第2次予防*
5月22日 6)精神保健の対策と効果評価:第3次予防*
5月31日 7)自殺の疫学研究*
6月5日 8)トピックス①:地域のうつ・自殺対策(秋田県の事例)*
6月12日 9)トピックス②:根拠に基づく統合失調症のケア*
6月19日 10)トピックス③:地域における産後うつ病対策(熊本県の事例)*
6月26日 11)トピックス④:ストレスマネジメント*
7月3日 12)トピックス⑤:認知症の地域ケア*
7月10日 13)トピックス⑥:職場のメンタルヘルスケア*
7月17日 14)課題レポート発表①
7月24日 15)課題レポート発表②  

 * 事例研究を含む.

教科書・参考書等教科書は指定しない。毎回、講義資料を配付する。

成績評価の方法出席および課題レポートにより総合的に評価する。

他の授業との関連疫学およびプログラム評価について「疫学研究と実践」「予防保健の実践と評価」、職場における精神保健対策について学ぶ「精神保健学Ⅱ」と関連。