平成26年度 精神保健学Ⅰ

概要

科目名: 精神保健学Ⅰ[科目番号:41218211]
学期: 夏学期
単位数: 2単位
曜日・授業時間帯: 火曜日・5限(16:40-18:10)
場所: 医学部・教育研究棟 13階公共健康医学専攻講義室
担当教員: 川上憲人、島津明人、非常勤講師

授業の目的

精神保健の実態およびニーズを把握し、効果的な第一次、第二次、第三次予防対策を立案することができるようになるために、精神保健疫学の基礎および精神保健対策の科学的根拠を知り、地域における対策の進め方について事例(ケーススタディ)を通じて学ぶことで、実践的な能力も身につけることを目的とする。

授業の方法

各回1テーマの講義あるいは事例研究(ケーススタディ) 担当教員(または非常勤講師)による講義、あるいは学生がテーマに関して発表しこれに担当教員が補足を行い、全員で討論(ディベート)する。

授業計画及び内容

(各回のテーマ)
月日内容
4/8 1)オリエンテーション、総論(川上)
4/15 2)精神疾患の疫学(頻度と危険因子)(川上)
4/22 3)精神健康の測定とスクリーニング(川上)
5/13 4)精神保健とサービス利用(川上)
5/20 5)精神疾患の予防(今村幸太郎特任研究員)
5/26 (4限 公共健康医学特論)
5/27 6)課題発表1:精神保健の科学的根拠(その1)
6/3 7)課題発表1:精神保健の科学的根拠(その2)
6/10 8)トピックス①:うつ・自殺対策(本橋 豊先生(秋田大学教授)、
大塚俊弘先生(長崎県福祉保健部医療監兼県央保健所長))
6/17 9)トピックス②: 職場のメンタルヘルス(川上)
6/24 10)トピックス③:精神保健行政の現状と課題
(江副聡先生(厚生労働省障害保健福祉部精神・障害保健課課長補佐))
7/1 11)トピックス④:精神障がいからのリカバリー(宮本講師)
7/8 12)トピックス⑥:国際精神保健(未定)
7/15 13)トピックス⑤:災害時の精神保健
(金 吉晴先生(国立精神・神経医療研究センター部長))
7/22 14)課題発表2:精神保健の対策を立案する(5,6限)※

※最終回のみ授業時間が 16:40-20:00となるので注意すること。

教科書・参考書等

教科書は指定しない。毎回、講義資料を配付する。

成績評価の方法

出席(25%)、課題発表(25%)およびレポート(50%)により総合的に評価する。

他の授業との関連

職場における精神保健対策について学ぶ「精神保健学特論Ⅱ」と関連する。

2014年04月01日更新