平成28年度 精神保健学Ⅰ
学期: S1+S2
単位数: 2単位
曜日・授業時間帯: 火曜日・5限(16:50-18:35)
場所: 医学部・教育研究棟13階公共健康医学専攻講義室
担当教員: 川上憲人、島津明人
授業の目的
精神保健の疫学を理解し、効果的な第一次、第二次、第三次予防対策を立案することができるようになるために、精神保健疫学の基礎および精神保健対策の科学的根拠を学ぶと同時に、事例研究(ケーススタディ)を通じて基礎的かつ実践的な能力を身につけることを目的とする。
授業の方法
各回1テーマの講義あるいは事例研究(ケーススタディ)
担当教員(または非常勤講師)による講義を行う。あるいは学生がテーマに関して発表しこれに担当教員が補足を行い、全員で討論する。
日程、講義テーマ、担当など
月/日 | 内容 |
4/5 | 1)オリエンテーション、総論 |
4/19 | 2)精神疾患とはどんな病気か |
4/26 | 3)精神健康を測定する |
5/10 | 4)精神健康のスクリーニングは有効か |
5/17 | 5)精神疾患は予防できるか |
5/24 | 6)精神医療サービスの課題 |
5/31 | 7)薬物使用は犯罪か病気か |
6/7 | (休講) |
6/14 | 8)課題発表会1:精神保健対策の科学的根拠 |
6/21 | 9)トピックス①:自殺予防対策をどう評価するか |
6/28 | 10)トピックス②:精神保健行政の現状と課題 |
7/5 | 11)トピックス③:災害時の精神保健 |
7/12 | (休講) |
7/19※ | 12,13)課題発表会2:精神保健の対策を立案する(5,6限) |
※最終回のみ授業時間が16:50-20:30となるので注意すること。
教科書・参考書等
教科書は指定しない。講義資料を配付する。また毎回、学生に事前学習を指示し、事前学習レポートを持参してもらう。
成績評価の方法
出席(20%)、事前学習レポート(20%)、課題発表(30%)、個人レポート(30%)により総合的に評価する。
他の授業との関連
職場における精神保健対策について学ぶ「精神保健学Ⅱ」と関連する。
昨年度との相違・改善点
課題発表に対する評価基準を明確にし、複数の教員で評価することにした。毎回の事前学習レポートを設けて効率的な学習が達成できるようにした。
2016年02月13日更新