平成29年度 精神保健学Ⅰ
科目番号:41718211
ターム: S1+S2
単位数: 2単位
曜日・授業時間帯: 火曜日・5限(16:50-18:35)
場所: 医学部教育研究棟13階 公共健康医学専攻(SPH)講義室
担当教員: 川上憲人、今村幸太郎、宮本有紀、金吉晴(連携教授)、外部講師
授業の目的
精神保健の疫学を理解し、効果的な第一次、第二次、第三次予防対策を立案することができるようになるために、精神保健疫学の基礎および精神保健対策の科学的根拠を学ぶと同時に、事例研究(ケーススタディ)を通じて基礎的かつ実践的な能力を身につけることを目的とする。
授業の方法
各回1つのテーマについて担当教員(または外部講師)による講義と討議、質疑を行う。学生は各回の課題について事前に調べ持参する。課題発表1および2の回では、学生がグループでテーマに関して発表し、これに担当教員が補足を行い、全員で討論する。
授業計画及び内容(各回のテーマ)
月/日 | 内容(担当) |
4/11 | 1)オリエンテーション、総論(川上) |
4/18 | 2)精神疾患の疫学(川上) |
4/25 | 3)精神健康の評価(川上) |
5/2 | 4)第一次予防と心理社会的支援(宮本、今村) |
5/9 | 5)精神健康のスクリーニング(川上) |
5/16 | 6)精神保健のサービス利用(川上) |
5/23 | 7)課題発表1:科学的根拠に基づく精神保健対策 |
6/6 | 8)トピックス①:自殺予防対策はどう進める(外部講師) |
6/13 | 9)トピックス②:薬物使用は犯罪か病気か(外部講師) |
6/20 | 10)トピックス③:精神保健行政の現状と課題(外部講師) |
7/4 | 11)トピックス④:災害時の精神保健(金) |
7/18 | 12,13)課題発表2:精神保健対策を立案する(5,6限)※ |
教科書・参考書等
教科書は指定しない。毎回、講義資料を配付する。
成績評価の方法
出席(30%)、毎回の事前学習(10%)、課題発表2(30%)、個人レポート(30%)により総合的に評価する。
他の授業との関連
職場における精神保健対策について学ぶ「精神保健学Ⅱ」と関連する。
昨年度との相違・改善点
平成28年度に、毎回の事前学習は理解を深めるのに有用だが、準備の負担が大きいとの意見があった。平成29年度は事前学習の要求レベルを調整し準備に過度な負担がかからないように考慮する。
2017年02月10日更新