平成29年度 産業保健の理論と実践

科目番号:41718222
ターム: A1
単位数: 2単位
曜日・授業時間帯: 水曜日・9時30分~10時15分および10時25分~12時10分
場所: 医学部教育研究棟13階 公共健康医学専攻(SPH)講義室
担当教員: 川上憲人(精神保健学分野)、大久保靖司(環境安全本部)

授業の目的

 産業保健について最近の動向と国際的視点についてのアップデートな情報を講義すると同時に、演習を通じて産業保健を職場で遂行するための理論的背景の理解及び実践的技術の基礎を習得することを目的とする。
 特に、演習では、産業保健の計画と評価、事例分析、職場巡視及び参加型職場改善手法と取り上げており実践的な技術を習得することができる。また、課題を提示し、課題に対する企画立案を行うProject based learningを行い、その結果のプレゼンテーションまでを行うことでプロジェクト遂行のために必要な技術を修得する。
 本科目においては、産業保健の基礎的な学習を修了していない者も第1回の産業保健関連法制度・産業保健総論を受講することで必要な基礎知識を修得することができる。

授業の方法

担当教員および外部講師によるその時点におけるトピックスに関する講義
事例検討等による実践的学習
Project Based Learningによる演習

授業計画及び内容(各回のテーマ)

月日 内容(担当)
9/27 第1回 産業保健関連法制度・産業保健総論(大久保靖司)
第2回 産業保健の動向と国際的広がり(小木和孝)
10/ 4 第3回 産業保健と雇用(矢野栄二 帝京大学) 
第4回 産業保健のマネジメント(森晃爾 産業医科大学)
10/11 第5回 化学物質とリスク管理(甲田茂樹 労働安全衛生総合研究所)
第6回 産業保健と倫理(杉森裕樹 大東文化大学)
10/18 第7回 産業保健と経済(武藤孝司 獨協医科大学)
第8回 産業保健と健康リスク管理(立道昌幸 東海大学)
10/25 第9回 演習:産業保健の計画と評価(坂本宣明、ヘルスデザイン株式会社)
第10回 演習:職場巡視(大久保靖司)
11/ 1 第11回 演習:産業保健の事例分析Ⅰ(大久保靖司)
第12回 演習:産業保健の事例分析Ⅱ(大久保靖司)
11/ 8 第13回 演習:参加型職場環境改善Ⅰ(吉川徹 労働安全衛生総合研究所)
第14回 演習:参加型職場環境改善Ⅱ(吉川徹 労働安全衛生総合研究所)
11/15 第15回 演習:課題発表Ⅰ (川上憲人、大久保靖司)
第16回 演習:課題発表Ⅱ (川上憲人、大久保靖司) 

教科書・参考書等

特に指定しない

成績評価の方法

出席(33%)、課題発表及びレポート(66%)

他の授業との関連

衛生学、公衆衛生学、精神保健学Ⅱ、健康危機管理学、医療安全管理学、環境健康医学と関連する。


2017年02月10日更新