平成30年度 心の健康科学

授業の目標、概要

この授業では、心の健康について基礎と対策を科学的視点から学ぶことを目的とする。心の健康の心理・社会・生物学的メカニズムについて学ぶ。心の健康問題として、さまざまな精神疾患があること、その特徴を学ぶ。さらに心の健康問題への科学的根拠のある対策として、精神疾患の第一次予防(未然防止)、第二次予防(早期発見)、第三次予防(リハビリテーションや社会復帰)について最新の研究事例を学ぶ。また災害時の精神保健対策のあり方や、精神保健の国際的広がりについて学ぶ。最終回では、学生が心の健康について調べ、考えたことを発表し、これに教員がコメントすることで、心の健康科学への理解を深める。

授業計画

 月日時限内容
16月18日(月)1限オリエンテーション、心の健康の生物・心理・社会学
26月18日(月)2限心の健康問題①統合失調症
36月18日(月)3限心の健康問題②うつ・不安
46月18日(月)4限心の健康問題③思春期の心の健康問題、④依存、嗜癖
56月19日(火)1限精神障がいからのリカバリーの科学
66月19日(火)2限精神障がいの治療の科学
76月19日(火)3限心の健康問題の予防の科学
86月21日(木)1限試験
96月21日(木)2限(精神保健学実習説明会)

授業の方法

各回1つのテーマについて担当教員(または外部講師)による講義と討議、質疑を行う。

成績評価方法

出席(30%)、発表(20%)、レポート(50%)による。

履修上の注意

6月22日の2限には精神保健学実習の説明会を行う。 わが国の地域や職場での精神保健の制度については、公共健康科学統合講義Ⅱあるいは精神保健学実習初日の授業で補足する予定である


2018年04月09日更新