2021年度 産業保健の理論と実践

科目番号:41118222
ターム:A1
単位数:2
曜日・授業時間帯:水曜日・8 時 30 分~10 時 15 分および 10 時 25 分~12 時 10 分
場所:医学部教育研究棟 13 階 公共健康医学専攻(SPH)講義室
担当教員:川上 憲人(精神保健学分野)、大久保靖司(環境安全本部)

授業の目的:
産業保健について基礎及び動向と国際的視点についての最新の情報を講義すると同時に、演習を通じて産業保健を職場で企画運営するための理論的背景の理解及び実践的技術の基礎を習得することを目的とする。 特に、演習では、産業保健の計画と評価、事例分析及び参加型職場改善手法を取り上げており実践的な技術を習得することができる。また、課題を提示し、課題に対する提案を作成するProject based learning を行い、その結果のプレゼンテーションまでを行うことで企画立案に必要な技術を修得する。 本科目においては、産業保健の基礎的な学習を修了していない者も第 1 回の産業保健関連法制度・産業保健総論を受講することで必要な基礎知識を修得することができる。

授業の方法:
担当教員および外部講師によるその時点におけるトピックスに関する講義
事例検討等による実践的学習 Project Based Learning による演習

授業計画及び内容(各回のテーマ)

日程内容
10/6 第1回 産業保健関連法制度・産業保健総論(大久保靖司)
第2回 産業保健の動向と国際的広がり(小木和孝 労働科学研究所)
10/13 第3回 産業保健と雇用(矢野栄二 帝京大学)
第4回 産業保健のマネジメント(森晃爾 産業医科大学)
10/20 第5回 有害作業のリスク管理(甲田茂樹 労働安全衛生総合研究所)
第6回 産業保健と倫理(杉森裕樹 大東文化大学)
10/27 第7回 産業保健と健康リスク管理(立道昌幸 東海大学)
第8回 産業保健活動における感染症対策(柳元伸太郎 東京大学)
11/10 第9回 演習:産業保健の事例分析Ⅰ 計画と評価(大久保靖司)
第10回 演習:産業保健の事例分析Ⅱ 実例検討(大久保靖司)
11/17 第11回 演習:参加型職場環境改善Ⅰ(吉川徹 労働安全衛生総合研究所)
第12回 演習:参加型職場環境改善Ⅱ(吉川徹 労働安全衛生総合研究所)
11/24 第13回 演習:課題発表Ⅰ (川上憲人、大久保靖司)
第14回 演習:課題発表Ⅱ (川上憲人、大久保靖司)


教科書・参考書等:
特に指定しない

成績評価の方法:
出席(40%)、課題発表及びレポート(60%)

他の授業との関連:
衛生学、公衆衛生学、精神保健学Ⅱ、健康危機管理学、医療安全管理学、環境健康医学と関連する。


2021年03月15日更新