職場のメンタルヘルスコース

担当教員:川上憲人、島津明人

コースの目的と概要 
 「職場のメンタルヘルスコース」は、以下のような職場のメンタルヘルスの専門家の養成を目的としています。 

  • 職場のメンタルヘルスの即戦力の実践家
  • 職場のメンタルヘルスの国内リーダー
  • 職場のメンタルヘルスの国際的研究者

 このために、コースでは、職場のメンタルヘルスの専門職が持つべき下記のような8つの知識・技術を体系的に学びます。

  1. 事業場におけるメンタルヘルスケアの体制づくりと心の健康づくり計画立案の支援
  2. メンタルヘルス事例への相談対応
  3. 職場復帰および適応の支援
  4. ストレス対策(個人および職場環境等レベル)
  5. メンタルヘルスに関する教育・研修
  6. メンタルヘルスに関する産業保健スタッフや人事・労務との円滑なチームワーク
  7. メンタルヘルスに関する法制度や規則の理解と労働者のプライバシーへの配慮
  8. 緊急時や自殺発生時の対応
(川上, 産業医学ジャーナル29(2): 26-29, 2006)

 以上のような職場のメンタルヘルスの専門家に必須の知識と実践的技術を体系的に学ぶことで、職場のメンタルヘルスの実践家を養成します。また本コースは、職場のメンタルヘルスの研究者養成の第一ステップとしても位置づけています。

コースの内容、構成 コースは原則として2年間のプログラムとなっています。その構成は以下のようです。

  • 1年目夏学期(4~7月) 
    • 産業保健および職場のメンタルヘルスの制度、動向
    • ストレスの基礎と対策(個人および職場環境等レベル)
    • 実技講習会:ストレス対策の実際
    • 平成19年度夏学期スケジュール
  • 1年目冬学期(9~12月) 
  • 2年目 実習・インターンシップ等

 重要:本コースへの参加については一定の要件があります。事前に許可を得ていただく必要があります。希望者は、川上までご相談ください。http://plaza.umin.ac.jp/heart/archives/061101.shtml