精神看護学実習

時間割コード:02266
単位数:1
開講学期:A1  集中
主担当教員:宮本有紀

授業の目標、概要

精神科の治療場面に参加することにより、基本的な精神科看護技術について考え、実践することを目的とする。加えて、医療と人間、社会、生活の観点から精神疾患を有する人の生活を援助する精神医療保健福祉サービスのプロセスを考察する。特に実践場面では下記の点に留意する。

  1.  ご本人にとって大切なこと、ご本人が望んでいることは何かを知る。
  2.  現在の状況に至るまでをご本人はどのようなものであったと捉えているか、ご本人は何を求めて精神科医療保健サービスを利用しているかを知る。
  3.  ご本人の持つ力が最大限引き出されるような活動やご本人が主体的に行うことができるような環境を共に考える。
  4.  やり取りの中で自分と相手に起こる様々な反応や変化に気付き、自分の反応や言動が相手との関係に与えた影響について吟味する。

授業のキーワード

精神保健,ウェルネス, 治療, リカバリー, デイケア, 病院, 精神看護・精神科看護
mental health, wellness, treatment, recovery, day hospital, hospital, psychiatric nursing

授業計画

2024年9月17日(火)~9月20日(金)の1週間で下記実習場にて実習を行う
〈場所〉 東京大学医学部附属病院 精神神経科病棟および精神科デイホスピタル
〈時間〉 8:00-17:00

授業の方法:実習

成績評価方法:出席状況と実習状況、実習態度、レポート、試験から総合的に評価する。

履修条件

精神保健学実習、基礎看護学実習、精神看護学講義を履修していること。

備考

今年度の精神看護学(講義)履修者以外の、精神看護学実習の履修希望者は4月末までに宮本(精神看護学)へ連絡すること。実習オリエンテーションは9月9日~13日に行う予定(詳細は精神看護学講義内で連絡します)。

実務経験と授業科目の関連性

精神看護の実務の現場において、1週間の実習を実施する。実習場で指導にあたる臨床実習指導者は、当該病棟に勤務している実務者であり、また、教員および実習補助者(ティーチングアシスタント)は精神科医療保健看護の実務経験を有している。