DMAT/DPAT隊員のメンタルヘルスチェックシステムに関する研究

東京大学医学系研究科精神保健学分野では、DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害派遣医療チーム)事務局とDPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team:災害派遣精神医療チーム)事務局と共同し、2020年1月よりDMAT/DPAT隊員の方々を対象に調査を実施しています。DMAT/DPAT隊員の方々のメンタルヘルス不調に影響を与える要因について検討すること、メンタル不調となった方へフィードバックを行いストレスケアにつなげることを主な目的としています。

この調査により明らかになった研究成果が、DMAT/DPAT隊員や医療救援者の方々のメンタルヘルス対策に活かされることを願っております。

当ページはリンクフリーですが、情報の引用の際には「東京大学医学系研究科精神保健学分野『DMAT/DPAT隊員のメンタルヘルスチェックシステムに関する研究』」と記載をお願いします。すでに論文化されている内容に関しては、その書誌情報を引用してください。


セルフチェック

医療救援者(DMAT/DPAT隊員)の方々向けのご自身のメンタルヘルスをチェックするためのページです。
メンタルヘルスのセルフチェックページ

 


推奨事項

当研究班にて作成をした医療救援者の方とその所属機関への推奨事項です。

医療救援者のメンタルヘルスに重要と考えられる 10 個の推奨事項

所属組織として医療救援者のメンタルヘルスに重要と考えられる推奨事項

上記2つの推奨事項は日本災害医学会ホームページにも掲載されています。
https://jadm.or.jp/sys/_data/info/pdf/pdf000292_1.pdf


研究紹介

日本語版Professional Fulfillment Indexを開発し、信頼性と妥当性を検証した研究

心理的応急処置(Psychological First Aid : PFA)の研修の受講経験がある医療従事者は、トラウマインフォームドケア(Trauma-Informed Care:TIC)に対する態度が高いことを示した研究

COVID-19パンデミック時の医療従事者において、COVID-19感染者の対応の決断とPTSD症状の関連を示した研究

COVID-19パンデミック時の医療従事者において、心理的応急処置(Psychological First Aid : PFA)の研修の受講経験と心理的苦痛の推移を示した研究

COVID-19に対応したDMAT/DPAT隊員のPTSD症状との関連要因を示した研究

 


このページは、厚生労働行政推進調査事業費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「国土強靭化計画をふまえ、地域の実情に応じた災害医療提供体制に関する研究(研究代表者:小井土雄一、研究期間:令和元年度~令和3年度)」「大規模災害時における地域連携を踏まえた更なる災害医療提供体制強化に関する研究(研究代表者:小井土雄一、研究期間:令和4年度~令和年度)」の西大輔(東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野)分担班の研究成果を掲載しています。